警戒レベル3で準備、
レベル4で行動開始!
企業が知っておくべき
防災気象情報の活用法
警戒レベル3・4・5で企業は何をするべき?
防災気象情報の見方を解説
近年、日本各地で豪雨や台風による被害が増加しています。ニュースでは「大雨特別警報」「線状降水帯」「警戒レベル4」などの言葉を耳にしますが、企業として具体的に何を判断し、どのような行動を取るべきか迷う担当者も多いのではないでしょうか。
防災気象情報は、住民の避難だけでなく企業のBCP(事業継続計画)にも重要な情報です。本記事では、防災気象情報と警戒レベルの関係、そして企業が取るべき対応について分かりやすく解説します。
目次
1 防災気象情報とは?
防災気象情報とは、気象庁が発表する災害の危険度に関する情報です。
主な情報には次のようなものがあります。
- 早期注意情報
- 大雨注意報
- 洪水注意報
- 大雨警報
- 洪水警報
- 暴風警報
- 土砂災害警戒情報
- 大雨特別警報
これらは災害発生の危険度を段階的に知らせるものであり、企業の防災対応を判断する重要な材料になります。
2 警戒レベルと防災気象情報の対応関係
2026年5月29日から防災気象情報の警報などが大きく変わりました。今回は新しい警戒レベルに合わせた企業の対応をまとめました。
【参考】気象庁 新たな防災気象情報について(令和8年~)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/keiho-update2026/index.html
警戒レベル1 早期注意情報
【企業の対応】
- 気象情報の確認
- 防災担当者への情報共有
- 備蓄品の在庫確認
警戒レベル2 大雨注意報・洪水注意報
【企業の対応】
- 蓄電池やモバイルバッテリーの充電
- テレワーク移行準備
- 非常用設備の点検
警戒レベル3 高齢者等避難
【企業の対応】
- 帰宅困難者対策の確認
- 在宅勤務への切替判断
- 防災責任者の待機体制
※企業にとってはこの段階から実質的な防災対応を開始することが重要です。
警戒レベル4 避難指示
【企業の対応】
- 出社停止
- 外出業務の中止
- 従業員の安全確保
※災害発生の危険性が高まっているため、人命を最優先に判断します。
警戒レベル5 緊急安全確保
【企業の対応】
- 命を守る行動を最優先
- 事業継続より安全確保を優先

エコサブスクを運営するカイレン・テクノ・ブリッジ株式会社の本社がある埼玉県所沢市は、全国的に見ても比較的災害に強い地域とされています。しかし、災害時のリスクは建物や立地だけではありません。特に首都圏では、鉄道の計画運休や運転見合わせによる帰宅困難が大きな課題となります。そのため当社では、過去の東日本大震災の教訓を踏まえ、警戒レベル3「高齢者等避難」が発表された際には、電車通勤者へ早期帰宅を指示する体制を整えています。
3 企業が特に注意すべき「停電リスク」
台風や豪雨では停電が発生する可能性があります。
停電によって
- パソコンが使えない
- 通信機器が停止する
- サーバーが停止する
- スマートフォンの充電ができない
といった問題が発生します。
こうしたリスクに備えるためには、蓄電池やモバイルバッテリーを平時から準備しておくことが重要です。
4 帰宅困難者対策も忘れてはいけない
災害発生時には公共交通機関が停止し、多くの従業員が帰宅できなくなる可能性があります。
そのため企業には、以下の備蓄が求められます。
- 非常食
- 飲料水
- 携帯トイレ
- 毛布
- モバイルバッテリー
東京都では従業員を一定期間社内に留める「一斉帰宅抑制」の考え方も推奨されています。
5 防災備蓄は“持つ”から“管理する”時代へ
多くの企業では防災用品を購入しても、以下の問題が発生しています。
- 賞味期限切れ
- 担当者変更による管理不足
- 必要数不足
そのため近年は、防災備蓄を定額サービスで管理する「防災サブスク」を導入する企業も増えています。
定期的な入替や在庫管理を任せることで、防災担当者の負担を大幅に軽減できます。
6 まとめ|警戒レベルを理解し、早めの対応を!
防災気象情報や警戒レベルは、住民の避難だけでなく企業の防災判断にも欠かせない情報です。
特に企業では警戒レベル4を待つのではなく、警戒レベル3の段階から準備を始めることが重要です。
平時から防災備蓄や蓄電池の準備を進め、従業員の安全と事業継続の両方を守れる体制を整えておきましょう。

