一括購入 vs サブスク
法人の防災用品はどちらが得か?

防災用品の導入方法、見直したことありますか?
近年、自然災害が猛威を振るい、悲惨な映像をニュースとして見る機会が増えました。そんな災害時の備えとして、防災用品・防災備蓄を検討する企業が増えました。それは企業の社会的責任やBCP対策の要として真剣に検討し、ご相談いただく機会が増えています。
ご相談の際、多くの企業が「一括購入」で防災用品を備えることが多く「サブスクは一括購入よりお得なの?」とよく聞かれます。
そこで今回は、最近注目されている「サブスクリプション型防災サービス」の詳細と、一括購入とサブスクのメリット・デメリット、どんな企業に合うかなどを説明します。
目次
1 一括購入とサブスクのメリット・デメリット
最近は企業の防災対策は「備える」だけでなく「維持・更新する」ことが重要と考えられています。ただ消費期限の管理や社員の増減で備蓄量の調整が面倒だし、一括購入すると費用負担が大変なので、最近はサブスクを活用される企業が増えています。ただ、全ての企業がサブスクでメリットがあるとは言い切れない場合があります。
一括購入のメリットとデメリット
メリット
蓄電池や保存食を一括で購入すれば、月々の支払いは発生せず、自社資産として保有できます。規模の大きい企業ではコストメリットを感じやすい選択肢です。
- 初期にまとめて購入することで長期的なコストを抑えられる可能性
- 契約の縛りがなく、自社の裁量で管理・運用できる
- 大規模な導入やカスタマイズがしやすい
デメリット
特に食料備蓄は、期限切れを防ぐための「ローリングストック」が重要で、手間とコストが継続的に発生します。
- 蓄電池は初期費用が高額になりやすい
- 食料品は賞味期限の管理・入れ替えが必要
- メンテナンスや更新スケジュールを自社で管理する必要がある
サブスクのメリットとデメリット
メリット
企業がサブスクを利用する最大の利点は「管理コストを削減しながら防災体制を維持できる」点です。定期的な更新があるため、古くなった備蓄品を気にする必要がありません。
- 初期費用を抑え、月額・年額で導入可能
- 食料品は賞味期限前に自動で更新、蓄電池は点検・保守込みのケースも多い
- 災害対策を最新の状態で保てる
- 担当者の負担を軽減できる
デメリット
管理・更新・保守にかかる人的コストを含めると、サブスクの方がトータルで安くなるケースもあります。
- 長期契約では支払総額が高くなる場合がある
- 契約内容によっては自由度が制限される
- 解約条件を確認しておく必要がある
2 コスト・運用負担の比較
項目 | 一括購入 | サブスク |
---|---|---|
初期費用 | 高い(蓄電池・食料一括導入) | 低い(初期0円〜) |
維持管理 | 自社で対応 | 定期交換・点検込み | 食料品の更新 | 賞味期限の管理が必要 | 自動更新 |
蓄電池のメンテナンス | 外注・自社対応 | サービス内で対応 |
コストの見通し | メンテ・更新で変動 | 安定した定額支払い |
BCP対応の即応性 | 自社体制による | 専門サポートで即応性が高い |
災害時に「備えていたけど使えなかった」という状況は多くの企業で起きています。サブスクであれば、こうした管理リスクを最小化できます。
一括購入が向いている法人の特徴
- 自社で設備・備蓄を管理できる体制がある
- 長期的なコストを抑えたい
- 自由なカスタマイズが必要
- 大規模な導入で投資回収を見込める
一括購入が向いている法人の特徴
- 管理・点検にかけるリソースを削減したい
- 初期費用を抑えて導入したい
- 複数拠点で統一的な防災体制を整えたい
- 食料品の賞味期限管理を自動化したい
- BCP(事業継続計画)を継続的に改善したい
3 まとめ
コスト+管理+BCP体制で選ぶのがポイント
「一括購入=安い」「サブスク=高い」という単純な話ではありません。防災用品は管理・更新・即応性も含めて判断する必要があります。
自社の防災体制・運用体制に合わせて、最適な導入方法を選ぶことがBCP強化の第一歩です。
- 管理リソースが限られている企業 → サブスクが有利
- 自社運用が可能な企業 → 一括購入が有利
法人向けに蓄電池と食料品の
サブスクサービスを提供しています
・初期費用ゼロ
・賞味期限が切れる前に次の防災用品をご提案
・蓄電池の定期点検・保守込み
・複数拠点にも柔軟対応